3Dプリントにおける「結晶方位制御」に関するReviewの発表

 

2021年11月11日 金属3Dプリンティング(PBF)に関するreview articleがJournal of Metals (JOM)にOA論文(解説)として掲載されました.

金属積層造形(Additive manufacturing: AM)は次世代の生産プロセスとして大変注目されていますが,その中で大阪大学AMセンターではセンター長の中野貴由教授を中心に,形状制御だけでなく,金属・セラミックス結晶特有の「結晶方位制御」がAMにより可能になることを,世界に先駆けて着目し,高機能材料開発へと展開しています.
私も,特任教授としてこの大阪大学AMセンターにおける研究開発に携わっており,
今回,これまでに得られた上記の「AMによる結晶方位制御」をまとめ,Review articleとして発表しました.

金属材料研究者として展開している,従来の「3Dプリンター」としての形状制御を超えた,AMによる新しい材料・製品開発の展望をご理解いただけるものと存じます.
本論文はオープンアクセス論文として,以下のリンクよりどなたでもダウンロードできます.
是非ご一読いただけますと幸いです.

Koji Hagihara, Takayoshi Nakano*:
Anisotropic control of crystallographic texture in metals and ceramics powder-bed-fusion-type additive manufacturing―A review
Journal of Metals (JOM), (2021), on line.
https://doi.org/10.1007/s11837-021-04966-7

 

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