徳永先生の軽金属学会奨励賞が内定しました.

以下のように,徳永透子先生の第21回軽金属学会 奨励賞が内定しました

https://www.jilm.or.jp/uploads_content/2022/07/2022akihyosho.pdf

同じく名工大・渡辺義見教授研究室の成田麻未先生,
またCRESTにて当研究室チームに参画頂き共同研究を進めている,
弘前大学 峯田才寛先生 も同時に受賞されております.
先生方,誠におめでとうございます.
今後の益々のご活躍を期待しております!

授賞式は11/11(金)第143回軽金属学会秋期大会にて行われます.

 

第40回 軽金属奨励賞

受賞者  徳永 透子 君  名古屋工業大学
■業績項目 「アルミニウム,マグネシウム基先進的高機能性構造材料の創製に関する研究」
■表彰理由 徳永 透子 君は,アルミニウム,マグネシウムそしてチタンといった各種軽金属材料において,軽量,高強度,高耐食性といった複数の機能を併せ持つ「先進的高機能構造材料」の創製を種々の手法による組織制御により実現している。これまでの主な研究成果としては,(1)新規一貫プロセスによるアルミニウム/マグネシウム合金複合丸棒・薄板材の開発,(2)高熱伝導性を具備した新規配向炭素繊維/軽金属複合材料の創成,(3)数値解析による軽金属材料押出プロセスの最適化手法の確立などが挙げられる。軽金属複合材料の超塑性変形機構に関する知見を示すとともに,その製造プロセスの実用化展開が現在注目されている。これら経験を基に,昨年度からは名古屋工業大学にて新たな観点から研究を発展させており,具体的には,実用化が期待されるMg基LPSO合金における,中性子を用いた高力学特性発現機構の解明・制御や,硬質相/軟質相が微細積層した層状「ミルフィーユ構造」制御によるAl基,Ti基の新規高強度材料の創成において,特筆すべき成果を上げている。 以上のように,同君はアルミニウム,マグネシウムそしてチタンといった軽金属構造材料全般において学術の発展に資する基礎研究と,新たな観点からの組織制御による実用化を目指した高機能性創発研究を精力的に同時に推進しており,今後の更なる活躍が大いに期待される。